ミヤマダイモンジソウ
【学　名】　Saxifraga fortunei var. alpina
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　白
【花　期】　秋
【草　丈】　20cm
【日　照】　半日陰
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

ミヤマダイモンジソウ──
その名前に秘められた美しさと、山野草ならではの奥ゆかしさ。
秋の訪れとともに、ひっそりと咲き始めるこの花は、
まるで山の精霊がそっと微笑んでいるかのような、
静かな存在感を放ちます。
ミヤマダイモンジソウは、漢字で「深山大文字草」と書きます。
その名の由来は、花びらの形が「大」の字に似ていることから。
山奥の渓谷や湿った岩場など、自然の厳しさの中で育つ姿は、
凛とした美しさとたくましさを併せ持っています。
そんなミヤマダイモンジソウを、
ご自宅で育ててみませんか？
山野草の魅力は、派手さではなく、
四季の移ろいを感じさせてくれる素朴な美しさ。
ミヤマダイモンジソウはその代表格とも言える存在です。
小さな鉢の中に、山の空気を閉じ込めたような静けさ。
ふとした瞬間に目に入るその花が、
日々の忙しさを忘れさせてくれるかもしれません。
特に秋の庭先や玄関先に、
さりげなく置いてみると、
訪れる人の心をふっと和ませてくれるでしょう。
ミヤマダイモンジソウは、
日本の山野草の中でも比較的育てやすく、
初心者の方にもおすすめです。
湿り気のある環境を好み、
涼しい風が通る場所で元気に育ちます。
その姿は、まるで山の中の清流のそばに咲く花のよう。
鉢植えでも、庭植えでも楽しめるのが嬉しいポイント。
苔や石と組み合わせて、
ちょっとした山野草の寄せ植えにしても素敵です。
また、ミヤマダイモンジソウは、
花が終わった後の葉姿も美しく、
通年を通して楽しめるのも魅力のひとつ。
山野草の世界に少しだけ足を踏み入れてみたい方、
自然の息吹を感じる暮らしを求めている方に、
ぜひおすすめしたい一鉢です。

【育て方のポイント】
・半日陰?明るい日陰が理想的です
直射日光は避け、柔らかな光が差し込む場所に置きましょう
・水はけの良い土を使い、常に湿り気を保つようにします
乾燥には弱いため、特に夏場はこまめな水やりが必要です
・風通しの良い環境を心がけましょう
蒸れに弱いため、鉢の周りに空気が流れるようにすると安心です
・冬場は凍結に注意
寒冷地では軒下などに移動し、霜よけをすると安心です
・花が終わったら、枯れた花がらはこまめに取り除きましょう
株の健康を保ち、次の花芽の成長を促します
・植え替えは春か秋が適期
根詰まりを防ぐため、1?2年に一度は鉢を見直しましょう

ミヤマダイモンジソウは、
育てるほどにその魅力がじわじわと心に染みてくる、
そんな山野草です。
ぜひ、あなたの暮らしの中に、
静かな山の風景を取り入れてみませんか。


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど