カタクリ　
【学　名】　Erythronium japonicum
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　桃
【花　期】　春
【草　丈】　20cm
【日　照】　半日陰
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

カタクリは、古くから日本人に親しまれてきた春を告げる山野草の一つです。名前の由来は諸説ありますが、葉が片側だけに折れる様子を「片栗」と表現したことが起源の一つとされています。また、昔はカタクリの球根から「片栗粉」を作っていたため、この名前がつけられました。現在の片栗粉は主にジャガイモから作られていますが、カタクリの名残を感じさせる一例です。

カタクリは、可憐な姿と短い開花期間が特徴で、多くの園芸愛好家に愛されています。春の訪れを知らせるこの花は、ひっそりとした山林や庭の隅で見ることができ、その姿は自然の美しさを象徴しています。
カタクリを庭に植えることで、季節の移り変わりを身近に感じることができます。その儚く美しい花姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。




■ 科名: ユリ科

■ 学名: Erythronium japonicum

■ 起源: 日本を含む東アジア

■ 花期: 3月〜5月

■ 花色: 紫、ピンク（稀に白）


■ 育て方 : カタクリは、比較的育てやすい山野草ですが、自然に近い環境を整えることがポイントです。

1. 場所: 半日陰で、湿り気のある腐葉土が豊富な場所を好みます。直射日光は避けましょう。
2. 土壌: 排水性が良く、弱酸性の土壌が理想的です。市販の山野草用培養土を利用すると便利です。
3. 植え付け: 秋に球根を植えるのが最適です。球根を地表から5〜10cmの深さに植え、間隔を15cmほど空けましょう。
4. 水やり: 過湿を避けつつ、土が乾燥しないよう適度に水を与えます。特に春先の芽吹き時期は重要です。
5. 肥料: 肥料は控えめに。緩効性肥料を春に少量施す程度で十分です。
6. 注意点: カタクリは成長がゆっくりで、花が咲くまでに数年かかることがあります。焦らず、気長に育てましょう。



【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど