斑入りアメリカヅタ
【学　名】　Parthenocissus quinquefolia
【年　生】　樹木
【花　色】　観葉
【花　期】　初夏
【草　丈】　つる性
【日　照】　半日陰
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

アメリカヅタは、北アメリカ原産のブドウ科ツタ属のつる性植物で、日本でも広く親しまれています。特に「斑入りアメリカヅタ」は、葉に美しい白やクリーム色の斑が入る品種で、壁面やフェンスを彩る人気の植物です。

アメリカヅタは生育が旺盛で、吸盤状の付着根を使って壁や支柱にしっかりと絡みつきます。紅葉の美しさでも知られ、秋には鮮やかな赤やオレンジに色づくため、季節ごとの変化を楽しむことができます。

このアメリカヅタの仲間は、丈夫で適応力が高く、都市部の環境でも育ちやすいのが特長です。特に斑入り品種は、日陰でも美しい葉色を維持しやすく、シェードガーデンにも適しています。

また、アメリカヅタは自然な雰囲気を演出するグランドカバーとしても活用され、広い庭だけでなくベランダや壁面緑化にも適しています。

日本には明治時代に導入され、以来、庭園や公園などで広く利用されています。耐寒性・耐暑性ともに優れており、初心者でも育てやすいのが魅力です。

■ 育て方
置き場所
アメリカヅタは日向から半日陰まで幅広い環境に適応しますが、斑入り品種は直射日光が強すぎると葉焼けを起こしやすいため、夏の強光を避けた半日陰が理想的です。

土壌
水はけのよい土を好みます。一般的な園芸用培養土で問題ありませんが、腐葉土や堆肥を混ぜるとさらに生育が良くなります。

水やり
乾燥には比較的強いですが、極端に乾燥させると生育が悪くなります。春から秋の生育期は土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は控えめにします。

肥料
生育期（春〜秋）に緩効性肥料を施すと、葉色が美しく保たれます。過剰に与えると徒長するため、適量を守りましょう。

剪定
生長が早いため、伸びすぎたつるは適宜剪定します。特に春と秋に軽く刈り込むと、形よくまとまりやすくなります。

病害虫
特に目立った病害虫の心配はありませんが、梅雨時期はカビやうどんこ病に注意しましょう。風通しを良くすることで予防できます。

冬越し
耐寒性が強いため、特別な対策は不要です。落葉しますが、春には新しい芽を伸ばし、再び美しい葉を展開します。

【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど