斑入りヒメカンアオイ
【学　名】　Asarum takaoi
【年　生】　多年草(宿根草)
【花　色】　紫
【花　期】　春
【草　丈】　5cm
【日　照】　日陰
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

斑入りヒメカンアオイは、ウマノスズクサ科（Aristolochiaceae）に属する宿根草で、日本の山野に自生するカンアオイの一種です。
その魅力は、緑と白の美しい斑が入った葉姿にあります。
小型ながらも存在感があり、和の趣を感じさせるため、盆栽や山野草として人気があります。
また、常緑のため一年を通して楽しめるのも魅力のひとつです。

■ 由来と特徴

カンアオイは、日本や東アジアに広く分布する宿根草で、特に日本では古くから園芸愛好家に親しまれてきました。
ヒメカンアオイは、その中でも葉が小さく、繊細な姿が特徴的な種類です。

この斑入り品種は、通常のヒメカンアオイよりも明るく華やかな葉模様を持ち、園芸的な価値が高いとされています。
カンアオイの仲間は、独特の花を地面近くにつけますが、葉の美しさを楽しむことが主な目的とされています。
また、カンアオイは日本の伝統的な庭園にも取り入れられることが多く、茶庭や盆栽としても重宝されています。

宿根草としての特性を活かし、庭植えや鉢植えで管理しやすく、長く楽しむことができます。
さらに、半日陰を好むため、シェードガーデンにも適しています。

■ 育て方

● 日当たり・置き場所
半日陰から日陰を好み、直射日光が強い場所では葉焼けを起こすことがあります。
庭植えの場合は、落葉樹の下など、適度に光が差し込む場所が理想的です。

● 土壌
水はけが良く、腐葉土を多く含む土が適しています。
山野草向けの培養土や、赤玉土と腐葉土を混ぜたものを使うと良いでしょう。

● 水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
過湿を避けるため、鉢植えの場合は水はけの良い環境を整えてください。

● 肥料
春と秋に緩効性肥料を少量与えると、葉の美しさが保たれます。

● 冬越し
耐寒性がある宿根草ですが、寒冷地では鉢植えを室内や軒下に移動すると安心です。

● 増やし方
株分けが一般的な方法です。
植え替えの際に、健康な部分を分けて植え付けるとよく成長します。

斑入りヒメカンアオイは、独特の美しい葉を持ち、育てやすい宿根草です。
お庭や鉢植えで、ぜひその魅力を楽しんでください。



【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど