グラプトベリア ピンクシフォン
【花　色】　観葉

「グラプトベリア ピンクシフォン」は、グラプトペタルムとエケベリアの属間交配種であるグラプトベリアの一種です。
淡いピンク色の葉が重なり合い、まるでシフォン生地のように柔らかな印象を与えることから、この名前が付けられました。
多肉植物の中でも比較的育てやすく、年間を通して美しい姿を楽しめます。
特に気温が下がる秋から冬にかけては、葉色がより鮮やかになり、ピンク色の発色が増します。成長するとロゼット状に広がり、群生しながらボリューム感を増していくため、寄せ植えにもおすすめです。

多肉植物初心者にも適しており、丈夫で乾燥にも強い性質を持っています。ただし、日光を好むため、日当たりと風通しの良い場所で管理することが重要です。
水やりの頻度や土の選び方にも注意しながら、グラプトベリア ピンクシフォンの魅力を存分に楽しんでください。

■ 科名 : ベンケイソウ科 (Crassulaceae)

■ 学名 : Graptoveria 'Pink Chiffon'

■ 起源 : グラプトペタルム属 (Graptopetalum) とエケベリア属 (Echeveria) の交配種

■ 花期 : 春〜初夏

■ 花色 : 淡いピンク〜オレンジ

育て方
日当たり・置き場所
グラプトベリア ピンクシフォンは日光を好むため、多肉植物の基本として、一年を通して日当たりと風通しの良い場所で育てます。
特に秋冬の紅葉を楽しむためには、しっかりと日光に当てることが大切です。
ただし、夏の強い直射日光には注意し、半日陰や遮光ネットを利用するとよいでしょう。

水やり
基本は「乾いたらたっぷり」が原則です。春と秋の生育期には土が完全に乾いてから水を与えます。
夏と冬は休眠傾向に入るため、水やりは控えめにして根腐れを防ぎます。特に冬は月に1〜2回程度に抑えるとよいでしょう。

用土
排水性の良い多肉植物用の土を使用します。市販の多肉植物用培養土や、赤玉土・軽石・腐葉土をブレンドしたものが適しています。
鉢植えの場合は底に鉢底石を敷き、通気性を確保しましょう。

肥料
春と秋の生育期には、月に1回程度、薄めた液体肥料を与えると良い成長が期待できます。
ただし、肥料を与えすぎると徒長する可能性があるため注意が必要です。

増やし方
葉挿しや株分けで増やすことができます。葉挿しの場合は、健康な葉を丁寧に取り、乾燥させた後に土の上に置くと根が出ます。
株分けは、生長した株を分けて植え付けることで手軽に増やせます。

注意点
・根腐れ防止のため、長時間湿った状態にしないように注意しましょう。
・寒さには比較的強いものの、霜に当たると傷むため、冬は室内管理が安心です。
・害虫（カイガラムシなど）が付くことがあるので、異変を感じたら早めに駆除しましょう。

グラプトベリア ピンクシフォンは、美しいロゼットと可愛らしい葉色を楽しめる多肉植物です。
基本的な管理を守れば丈夫に育つため、ぜひ育ててみてください！


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど