ユーフォルビア　ポリクロマ
【花　色】　黄
【花　期】　初夏
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

春の訪れを告げる、明るいレモンイエローの光のような花姿。
ユーフォルビア　ポリクロマは、お庭を優しく彩る宿根草として、年々人気が高まっている植物です。

ぱっと目を引く鮮やかな花色は、実は「苞（ほう）」と呼ばれる部分で、花のように見える葉の一種。
春先、ほかの植物がまだ芽吹き始めたばかりのころに、ひと足先に咲き誇るこのユーフォルビアは、花壇や寄せ植えの主役として、たくさんのガーデナーに愛されています。

ポリクロマの魅力は、その明るい花色だけではありません。
花期が終わったあとも、グリーンの葉が美しく、ふんわりと丸みを帯びた樹形が可愛らしい印象を与えてくれます。

秋が深まる頃には、葉がほんのり赤みを帯びることもあり、季節の移ろいを感じさせてくれる存在です。
一年を通して楽しめる、その表情豊かな姿が、この宿根草の大きな魅力のひとつです。

　

手がかからず、強健。
ユーフォルビアの中でも、ポリクロマはとても育てやすい品種として知られています。

暑さ寒さにも強く、日本の気候にもよく馴染みます。
庭植えにすれば、一度根付いたあとはほとんど水やりの手間もなく、毎年きちんと芽吹いて花を咲かせてくれます。

そのため、忙しい方やガーデニング初心者の方にも安心して育てていただける宿根草です。

また、病害虫にも比較的強く、ほかの草花との相性も良好。
特に、パンジーやチューリップ、アリウムなど春咲きの球根植物との相性は抜群で、花壇に奥行きとリズムを与えてくれます。

草丈は30cm前後とコンパクトで、前景に植えても圧迫感がなく、ナチュラルガーデンやロックガーデンのアクセントとしても最適です。

　

ユーフォルビアと聞くと、トウダイグサの仲間で個性的な姿を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
このポリクロマはその中でも特に上品で、優しい雰囲気をまとっています。

「黄色いクッション」のように咲く様子は、どこか懐かしく、温かみがあり、春の訪れをそっと告げてくれるようです。

　

鉢植えでももちろん楽しめますが、やはり地植えにすると年々株が充実し、自然なボリューム感が楽しめます。
放っておいても広がりすぎることがなく、手間をかけずに花壇を整えてくれるありがたい存在です。

「丈夫で手がかからない」
「春先に明るい色がほしい」
「何年も楽しめる宿根草を探している」
そんな方には、まさにぴったりの一株です。

　

【育て方のポイント】

・日当たりの良い場所?半日陰で育てます
・水はけの良い土を好みます。庭植えの場合は腐葉土などをすき込むと安心
・鉢植えの場合は、乾いたらたっぷりと水を与えましょう
・肥料は春の芽出し時に緩効性肥料を与える程度で十分
・花が終わったら、切り戻すことで株が整いやすくなります
・冬は地上部が枯れますが、春にはまた芽吹きます
・ユーフォルビアの樹液には刺激があるため、剪定の際は手袋をつけて作業を

　

寒さにも暑さにも負けず、年々美しく育っていくユーフォルビア　ポリクロマ。
その明るく優しい佇まいは、まるで春の光を運んでくれるかのようです。

ぜひ、あなたのお庭や玄関先に、小さな春のクッションを迎えてみませんか。



【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど