レンゲツツジ
【年　生】　樹木
【花　色】　橙
【花　期】　初夏
【草　丈】　落葉低木
【日　照】　日向
【耐寒性】　寒さに強い（耐寒性あり）

レンゲツツジ──
それは、初夏の山々を彩る鮮やかなオレンジ色の花。
どこか懐かしく、けれど力強く咲き誇るその姿に、心を奪われたことはありませんか。
山野草の中でもひときわ目を引くレンゲツツジは、古くから日本の高原や山地に自生してきた植物です。
その名の由来は、花の形が蓮華（れんげ）に似ていることから。
ツツジの仲間でありながら、どこか野趣を感じさせる風情が魅力です。
庭先に、あるいは鉢植えで。
レンゲツツジを暮らしの中に取り入れることで、季節の移ろいをより深く感じられるようになります。
特に、自然の美しさや静けさを大切にしたい方にとって、山野草のレンゲツツジは心に響く存在となるでしょう。
春が終わり、初夏の風が吹き始める頃。
レンゲツツジは鮮やかな花を咲かせます。
その色は、朱色ともオレンジとも言い難い、独特の温かみを持った色合い。
一輪でも存在感があり、群生すればまるで絵画のような景色をつくり出します。
山野草としてのレンゲツツジは、自然の中で育つ力強さと、繊細な美しさを併せ持っています。
そのため、庭づくりにおいても、ナチュラルな雰囲気を演出するのにぴったり。
和風の庭はもちろん、洋風のガーデンにも違和感なく溶け込みます。
また、レンゲツツジは季節感を伝える植物としても優秀です。
春の終わりから初夏にかけて咲くことで、季節の節目を知らせてくれる存在。
日々の暮らしの中で、自然のリズムを感じるきっかけとなってくれるでしょう。
鉢植えで育てれば、ベランダや玄関先でも楽しめます。
山野草の魅力を手軽に取り入れたい方にもおすすめです。
特に、レンゲツツジは比較的育てやすく、初心者にも扱いやすいのが嬉しいポイント。
花が終わった後も、葉の緑が美しく、季節ごとの変化を楽しめます。
秋には紅葉も見られ、冬には落葉して静かな佇まいに。
一年を通して、さまざまな表情を見せてくれるのです。
そんなレンゲツツジを、ぜひ暮らしの中に迎えてみませんか。
山野草の魅力を感じながら、自然とのつながりを深める時間。
それは、忙しい日々の中で、ふと立ち止まるきっかけになるかもしれません。
【育て方のポイント】
・日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けましょう。
・水はけの良い土を使い、根腐れを防ぐことが大切です。
・鉢植えの場合は、春と秋に植え替えをすると元気に育ちます。
・開花期には水切れに注意し、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
・花が終わったら、花がらを摘み取って株の負担を減らします。
・冬は落葉しますが、寒さには比較的強いため、屋外でも越冬可能です。
・肥料は春先に緩効性のものを少量与えると、花付きが良くなります。
レンゲツツジは、山野草の中でも特に四季の変化を感じさせてくれる植物です。
その美しさと育てやすさを、ぜひご自身の暮らしの中で味わってみてください。
自然の息吹を感じるひとときが、きっと心を豊かにしてくれるはずです。


【苗のポットサイズについて】

商品に「１０．５ｐ」または「3号」などの表記がある場合、使用するポット（鉢）の直径を示します。

（10.5pは10.5センチ、3号は9センチ[1号=1寸約3センチ]の直径の鉢）。

特別表記がない場合は通常9cmポットを主に使用していますが、入荷時の状態などにより変わる場合もあります。



【苗の状態について】

商品画像はイメージです。
販売する苗は休眠期、成長期、開花期、花後、植物のサイクルに伴い状態が違います。具体的には下記の状態でお届けする場合があります。

・休眠期…地上部が無い、または枯れている状態。地下部のみで休眠中。

・生育期の前半…前年の枯れ葉が残っている・花が無い、丈が短い。

・鑑賞適期…花・葉が鑑賞できる。

・生育期後半…姿が乱れ枯れ葉が目立つなど